作品紹介

森の家

引退後、東京から住み替えられるお母様と、しばらくは別荘として通われるお嬢様の住まい。


前面道路からかなりの傾斜でさがっていく敷地は、低いところではプラス一層分ほどの高低差があるため、道路からは平屋の小さな小屋に見えるように、できるだけ高さをおさえたボリュームとしました。

実際には2階の高さにあたる1階のリビングは、緑の中に浮遊しているかのように、デッキに開く大きな窓と、吹抜けの高窓から、緑を切り取っています。

また、和室に連続する広めのぬれ縁は、前面の大開口と、デッキテラスへの出入り口で、二方向に開き、外と中のあいだのような中間領域としています。