作品紹介

TG-House project

Gradationがある家

クライアントとの出会いは偶然で突発的でした。『家の話を聞きたい』と、アポイントなしで来社されました。
偶然、事務所で仕事をしていた私が対応し色々とお話を伺いプランを作成し、打合せを繰り返し、TG-House projectのコンセンプトをGradation(グラデーション)のある家と決めました。

グラデーションとは、明暗や色調の段階的変化という意味と、物事の段階的な変化という意味があります。
この家は、100年お住まいになっていただける構造の家です。
その時間の経過の中で、家族構成やTG-Houseの各部屋の用途は、漸次的に変化していきます。そのような変化に対応する家、そして、昼と夜の顔を持つ家でもあります。

室内照明は、1部屋に対しその空間の中心に大きな照明をつけるのが日本建築の既成概念として多く広がっていますが、今回のライティングは、間接照明を多く取り入れ、全居室を、統一されたライティング計画で構成しました。

また、ファサード(外観正面)には、壁面を照らすスポットライトや、玄関の屋下をやさしく照らすライティングにこだわり、昼とは違う顔を私たちに見せてくれます。また、オール電化住宅になっており安全でECOな住宅になっています。